なかなか終息を見せない新型コロナウイルスの影響で、カナダ留学を延期せざるを得なかった方や、留学を途中で中断し、一時帰国されている方も多くいらっしゃいます。先の見通しが立たず、大きな不安を抱えている皆様の少しでもお役に立てるよう、現在の状況や今後の見込みについてご案内させていただければと思います。カナダでは、公衆衛生に関して各州の管轄となる事項も多く、カナダ国政府のみならず、各州政府からも頻繁に対策やルールについて発表されています。世界中の国々が直面しているのと同様に、カナダでも前例のない大きな出来事に、国、州を挙げて立ち向かっている真っただ中であり、日々状況が変化しているのが現状です。すべての詳細をここで網羅することは難しいですが、このページが、新型コロナウイルスとカナダ留学の全体像を掴むためのツールとして参考になりましたら幸いです。各地域の詳細情報や最新情報は、カナダ政府、各州政府のウェブサイトでご確認下さい。
弊社をご利用の皆様には、2020年3月以降の混乱や急な流れの展開に、冷静に、且つ臨機応援にご対応いただき大変感謝しております。
2021年1月現在の状況です。2020年3月中旬に緊急事態宣言が発せられて以来、手洗い、不要不急の外出自粛、できる限りのリモートワーク、同じ家に暮らす人以外と2メートル以上の距離を取るソーシャルディスタンス(Social Distancing)が徹底されてきました。全体的に市民は大変協力的で、よく守られてきた印象です。初夏以降は各州感染者数が落ち着きを見せ、少人数での集まりや、レストラン、小売店、美容室、ジム、映画館などの各種ビジネスの再開が進んでいましたが、ここ最近新規感染者数が再増加傾向となり、再ロックダウンや、ビジネスの営業時間短縮、個人的集いの制限など、いくつかの州で改めて対策が強化されています。
まだまだ予断を許さない状況ですが、一定の条件の下留学生の入国が可能になるなど明るいニュースもあり、ニューノーマルの中で少しずつ前向きな方向へ向かっていることも感じられます。
条件を満たした留学生など一部の例外を除き、外国人のカナダ入国が制限されています。現在のところ、入国制限は2021年1月21日まで続くとされています。入国が認められた場合も、入国後14日間の自己隔離が必要です。
2020年10月20日以降、新型コロナ対策(COVID-19 readiness plan)が政府から承認された学校へ入学する留学生は、学生ビザが申請され次第カナダに入国できるようになりました。この場合も例外なく入国後14日間の自己隔離は引き続き必要です。ほとんどの場合で、留学先の学校がホームステイ、寮、ホテルなど、自己隔離可能な滞在施設を手配してくれるので安心です。
承認校リストは、こちらのページに掲載されています。
2021年1月7日以降、5歳以上のすべての航空機によるカナダ入国者に対して、入国時にPCRテストの陰性証明の提示が義務付けられることになりました。PCRテストは渡航前72時間以内に受ける必要があり、入国後14日間の自己隔離も引き続き必要です。
2020年3月中旬にカナダ国内で新型コロナウイルスに関する緊急事態が宣言され、外国人の渡航が制限されてから、カナダ留学に出発予定だった方の延期やキャンセル、滞在中だった方の緊急帰国など、それぞれの状況に合わせた予定の変更を余儀なくされた方が大勢いらっしゃいます。
通常通りのクラススタイルの授業ではソーシャルディスタンスを保つことができず、生徒、講師、スタッフの安全を確保することが難しいため、カナダ国内の学校が公立私立共にオンライン授業へと切り替えられました。初夏以降は学校でのインクラス授業が再開されたところも増えましたが、まだカナダに渡航できない留学生のために、オンラインとインクラスとの混合授業で対応している学校もあります。感染者数の推移によっては、再開されたインクラス授業が再びオンラインに切り替えられるなど、現在も授業形態は流動的な状況です。
当初はどの学校にとっても初めてのことで手探り状況だったオンライン授業ですが、受講生の声を反映しながら授業時間を短縮するなどの調節を経て、今は大分落ち着いているようです。「学校へ出向かなければならなかった頃に比べ、家にいられるので感染リスクが下がり安心して授業を受けられる。」「オンライン授業も慣れてしまえば楽しく受けられる。」「日本から参加でき、入学時期が大幅にずれずによかった。」と、前向きなお声をたくさんいただいています。
カレッジや大学も、ほとんどの学校でオンライン授業へ移行しており、2021年1月学期も多くの学校でオンラインが中心です。但し、実習や実践などクラス内での授業が不可欠なプログラムもあり、同じ学校の中でもプログラムによって開催状況が異なります。
出願は、引き続きほとんどの学校で通常通り受け付けられています。カナダのカレッジや大学では、出願時の英語力証明はIELTSやTOEFLが主流ですが、現在コロナの影響で世界各地の試験会場が閉鎖されていることを受け、多くの学校でオンラインで受験可能なDuolingoというテストが限定的に受け付けられています。
*PGWP(ポスグラ)については、次の項目でご案内しています。
ワーキングホリデーは、現在新規のビザ申請が完全にストップしている状況です。
パンデミック前にワーキングホリデービザの許可が下りていた場合でも、カナダに渡航するためには仕事のジョブオファー(内定)を得ている必要があります。このルールは今後新たな発表があるまで有効で、現時点ではいつまで続くか分からないとされています。3月18日以前に発行されたPOEレター(ワーキングホリデービザの許可通知書)をお持ちの方の中には、状況が少しでも落ち着いたら渡航しようと考えていた方もいると思いますが、この新ルールが有効な限り、雇用主が決定していない状況では渡航できないので注意して下さい。
また、今後現地の生活様式がコロナ禍以前の状態に戻るまでには長い時間がかかるかもしれません。ビジネスや経済の再開度合いによっては、アルバイト先の確保が以前よりも難しくなる可能性もあります。カナダ滞在の目的によっては、渡航時期を慎重に見極めましょう。
条件を満たせば、海外からのオンライン就学でもPGWP(ポスグラ)の申請が可能です。
下のいずれかに当てはまる場合、カナダ国外から就学を開始することができます。
PGWP申請のために海外から就学できる期間は、プログラムの開始時期により異なります。
※PGWP(ポスグラ)に関する新型コロナの特別措置は、頻繁に改訂が繰り返されています。最新情報は、カナダ移民局サイトでご確認下さい。
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